コンプレッサの故障原因と予防について解説!
工場の安定稼働に欠かせないコンプレッサ。しかし、突然の故障は生産ラインの停止に直結し、大きな損害をもたらしかねません。そうした事態を未然に防ぐためには、故障の原因を正しく理解し、適切な予防策を講じることが不可欠です。今回は、コンプレッサの基本的な役割から、主な故障原因、そして日々の業務で実践できる予防について解説いたします。
コンプレッサとは?
コンプレッサとは、空気を強力に圧縮して高い圧力の「圧縮空気」を作り出す機械です。工場ではこの圧縮空気が動力源として幅広く利用されており、エアツールの駆動から工作機械の制御、製品の搬送・塗装、さらには計測機器を作動させる計装用空気にまで使われています。まさに工場の生産活動を支える「心臓部」とも言える重要な設備だからこそ、日頃のメンテナンスが極めて重要になるのです。
コンプレッサの故障の主な原因について
コンプレッサの故障は、ある日突然発生するように見えて、実はその多くに予兆があります。主な原因は以下の通りです。
原因①: 消耗品の劣化
コンプレッサには、オイル、オイルフィルター、エアフィルター、ベルトといった多くの消耗品が使われています。これらを適切な時期に交換しないと、以下のような不具合を引き起こします。
フィルターの目詰まり
必要な空気量を吸い込めず、吐出空気量が減少したり、内部部品に汚れが侵入したりします。
オイルの劣化
潤滑・冷却性能が低下し、内部の金属部品が摩耗・焼き付きを起こす原因となります。
ベルトの摩耗・緩み
動力を正常に伝えられず、異音や効率低下につながります。
原因②:設置環境の問題
コンプレッサは周囲の環境に大きく影響を受けます。
高温・換気不足
コンプレッサは運転中に高温になります。周囲の温度が高かったり、換気が悪く熱がこもったりすると、オーバーヒートによる緊急停止の原因となります。
粉塵・ゴミ
周囲に粉塵が多い環境では、エアフィルターが早期に目詰まりを起こし、内部に粉塵が侵入して部品の摩耗を早めます。
湿気
吸い込む空気に湿気が多いと、圧縮空気内に多くのドレン(水分)が発生します。ドレンの排出が不十分だと、配管の錆や末端機器の故障につながります。
原因③:冷却系統のトラブル
クーラーのフィンにゴミや油が付着して目詰まりを起こすと、冷却効率が著しく低下し、オーバーヒートの原因となります。
原因④:ドレン(水分)の排出不良
圧縮空気には必ず水分(ドレン)が含まれます。自動排出装置(オートドレントラップ)が故障したり、手動での排出を怠ったりすると、タンクや配管内にドレンが溜まり、錆の発生や機器の故障を引き起こします。
コンプレッサの故障を未然に防ぐために
重大な故障を防ぎ、コンプレッサを長持ちさせるためには「予防保全」の考え方が重要です。
1. 日常点検を習慣化する
始業前や終業時に、人の五感を使った簡単なチェックを行うだけでも、異常の早期発見につながります。
点検①:異音・異常振動
いつもと違う音や振動がないか確認します。
点検②:オイルレベル
規定量のオイルが入っているか、オイルゲージで確認します。
点検③:圧力の確認
圧力計の針が正常な範囲を示しているか確認します。
点検④:ドレンの排出
ドレンが正常に排出されているか、または手動で排出します。
点検⑤:オイル漏れ・エア漏れ
本体や配管周りに油や空気の漏れがないか確認します。
2. 定期的なメンテナンス計画を立てる
自動車に車検があるように、コンプレッサにも専門家による定期的なメンテナンスが不可欠です。
消耗品の定期交換
メーカーが推奨する交換時期に基づき、フィルターやオイル、ベルトなどを計画的に交換します。
専門業者による点検
年に1回など、定期的に専門業者に依頼し、内部の分解点検や性能測定を行うことで、潜在的な不具合を発見できます。
3. 設置環境を整備する
十分な換気スペースの確保
コンプレッサの周囲に物を置かず、排熱がスムーズに行えるようにします。換気扇の設置も有効です。
定期的な清掃
本体やクーラーのフィン、コンプレッサ室全体を清掃し、ゴミや粉塵が溜まらないようにします。
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